
新型コロナウイルス感染症との闘いが続いています。この5月に感染症法上の位置付けがインフルエンザ並みの「5類」に格下げされましたが、まだまだ感染力が強く、陽性者は多いままです。持病のある方、高齢の方はご用心ください。当院はコロナ用病床を維持するとともに発熱患者を診察する体制も継続しております。患者さんとご自身を守るため、病院内ではマスク着用をお願いします。
さて、この夏は猛暑のためか熱中症、脳卒中、心疾患、腹痛などの救急患者が非常に増えました。救急車の受け入れ台数は今までで最高のペース、年間5,000台を超えそうです。宝塚市立病院では、地域の医療機関から院長、救急隊から脳神経外科医に直接電話ができるホットラインの救急受け入れ体制も整備しています。
がん診療については、がんセンターを軸として、手術、放射線治療、化学療法、がん診療支援センターで一貫した治療や支援を行っています。
より質の高い医療を提供できるよう、消化器内視鏡センター、尿路結石センター、リウマチ性疾患センター、超音波センターなど疾患ごとにセンター化した運用をしています。
さらに「宝塚市立病院経営強化プラン」を作成し、経営改善と質の向上を目指しています。
今後も職員一同となって頑張っていきますので、皆様のご支援とご理解をお願い申し上げます。2023年11月
病院長 今中 秀光