診療科の紹介

診療科の紹介SUBJECT of MEDICAL TREATMENT

呼吸器外科

患者さんへ

当科は阪神間の基幹病院として、呼吸器疾患(悪性・良性)専門の外科を担当する科です。スタッフ全員が「自分や、自分の家族が受けたい医療」を目標として、医療を行っています。
呼吸器疾患の外科手術を行っています。特に、肺癌、肺気腫、気胸や縦隔腫瘍に対しては、傷が小さく、体の負担が軽い内視鏡(胸腔鏡)外科手術に積極的に取り組んでおり、豊富な経験を有しています。なお、進行肺癌の治療は、根治手術を中心に、放射線療法や化学療法を併用しています。

当科で手術を受けていただく場合、術後合併症の軽減のために術前1カ月の禁煙が必要です。治療希望がある方は速やかに禁煙した上で受診ください。
PDFアイコン日本肺癌学会喫煙問題に関するスライド集より

入院される患者さんへのお願い

下記PDFをご覧ください。

休診案内

※急な変更等により、お知らせが出来ない場合もございます。

休診医師 休診日 代診医師

外来診療担当医表

各診療科の外来診療担当医表は下記PDFをご覧ください。

スタッフ紹介

職種 名前 役職や資格など
医師 長谷川 誠紀 長谷川 誠紀
診療部長 兼 呼吸器外科主任部長
日本外科学会認定医・専門医・指導医、日本胸部外科学会認定医・指導医、日本呼吸器外科学会専門医・認定医
医師 中道 徹 中道 徹
呼吸器外科主任医長
日本外科学会専門医、日本呼吸器外科学会専門医

対象疾患

呼吸器疾患 肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、気胸、膿胸など

外来診療

初診

健診などで胸部の異常を指摘されたなど、健診結果やかかりつけ医からの紹介状を持参の上、当院までお越しください。また、胸が痛い、血痰が出るなどの症状のある方も来院いただければ診察いたします。

セカンドオピニオン
肺・縦隔・気管・胸壁・胸膜の疾患について 長谷川 誠紀

主な入院診療

肺癌

肺癌はそのステージによって手術、放射線、化学療法などから適切な治療を選択することとなります。術前に気管支鏡(内視鏡)や針生検で診断をつけることもありますが、肺癌が強く疑われる場合は診断と治療を兼ねた手術も選択となります。肺は右3つ、左2つの葉(よう)と呼ばれる袋から構成されており、肺癌に対しての標準術式はこの一袋を切除する肺葉切除+リンパ節郭清です。近年では、早期症例では肺機能温存の観点から、腫瘍の周りのみを小さく切除する肺区域切除や肺部分切除を選択することもあります。

気胸

肺は口から吸った空気を用いて呼吸を行うスポンジのような臓器です。肺は肋骨や筋肉でできた胸の壁の中に隙間なく広がっています。スポンジの一部が損傷すると肺がパンクした状態となり、胸の中で空気が漏れ肺はしぼみます。これを胸の中に空気がたまった状態、気胸と呼びます。背の高い若い男性などは成長の過程で肺に肺嚢胞(ブラ)と呼ばれる弱い個所ができてしまい、これが破綻すると気胸となります(自然気胸)。その他、喫煙者などではスポンジのような肺が煙草によって溶解され紙風船のようになり(肺気腫)、これが破綻しても気胸となります(続発性気胸)。
気胸は程度によってⅠ度(軽度)、Ⅱ度(中等度)、Ⅲ度(重度)の三段階に分けられ、Ⅱ度以上の気胸は何らかの治療介入を要します。胸腔内(肺と胸の壁の間)にチューブを挿入したまっている空気を外に出す他、破綻した肺を手術で切除、結紮することが治療となります。

手術

肺癌、気胸を含め、多くの肺の手術は腋窩~側胸部に2~3か所の小さな傷で行っています。足側の小さな傷から胸腔鏡という細い棒状のカメラを用いて胸腔内を観察し、頭側の傷から器具を用いて手術を行います(胸腔鏡下手術)。頭側の傷は肺癌や気胸などで摘出する肺に応じた大きさとなります。
いずれの手術においても、術後にドレーンと呼ばれるチューブが胸からつながった状態で手術を終わります。多くの場合術翌日から歩行可能であり、術後数日でドレーンが抜け、術後1週間程度で退院となります。退院後は外来で症例に応じた期間、外来で経過観察となります。肺癌などの悪性腫瘍では手術で切除後のステージなどによって当科や呼吸器・腫瘍内科で化学療法などの継続治療を行うこともあります。

肺癌術後約1ヶ月の傷

術翌日の様子

医療関係者に向けて

当院では呼吸器内科/腫瘍内科、当科、放射線科、病理診断科などがチームとなって診療にあたっております。手術以外の治療が必要な場合は、合同カンファレンスで検討の上で最善の治療を選択いたします。呼吸器関連の疾患を疑う場合はいずれかの科にご紹介いただけましたら、可及的速やかにかつ適切に対応いたします。
当科受診後は速やかに治療を行い、治療終了後には逆紹介させていただきます。
また、ご不明な点等ございましたら電話でのご質問なども対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

診療実績(2023年1月~12月)

主な手術実績
総手術件数 107
術式 胸腔鏡下 開胸
肺切除術(肺がん) 58 10
肺切除術(自然気胸) 15 -
縦隔・胸膜腫瘍手術 - 1
その他 - 12
(単位:件)